# m31
コード進行は良い流れ、そして良いまとまりになっています。
一方でメロディが少し迷走している感じがします。自由気ままに上がったり下がったりしていることそれ自体は悪くないのですが、リズムや動き方、音の使い方に、一貫性や法則的なものが感じられないので、リスナーにとって掴みづらいメロディになってしまっています。対策としては、やはりモチーフを意識して、動き方、音の選び方、リズムなどにある種の一貫性を持たせることに注意を払いましょう。
# m41
こちらも上記と全く同じです。「この曲のメロディは、こう」みたいなアイコニックなフレーズが無く、「あてどもなくうろうろとさまよっているだけ」に聴こえてしまいます。
散歩に行く時って「自由」ではあっても、
・今日は暑いから日傘を持っていく
・まず自販機で飲み物を買う
・公園へ行って小川でカモや魚を見て
・木陰でひと休み
・スタバに寄ってアイスティーを飲んで
・自宅近くのスーパーで軽く買い物して帰宅
みたいに行動に意味がありますよね。こういった散歩と「ボケ老人の徘徊」を見比べたとしたら明らかに行動やルートが違ってくると思います。メロディもそれと同じです。
モチーフがあったり、それを繰り返したり、だんだん下がっていったら勢いよく上にあがったり、ずっと同じ音を使いながら同じリズムを反復してみたり、やや低めから始まってクライマックスで最高音を使ってみるとか、動きに「計画」や「意図」や「ねらい」や「こうしたら魅力的に感じてもらえるかな」というイマジネーションなどが反映されるべきです。
「自分の中から出てきたフレーズで自由に音をつないでいく」のは"作曲の核心"ですが、「コードがコレだから、この音を使って..」という方に意識が行き過ぎると、メロディの一貫性や、まとまりや、音楽的な流れの方への意識が希薄になって、結果としてボケ老人の徘徊のような、無秩序でつかみどころのないメロディになってしまいます。
作曲は「コードに音をハメるゲーム」ではなくて「音楽的な表現をする手段」ということを意識してみてください。


