OH WHAT A FREEDOM

自由自在に作曲するには何が必要でしょう。楽譜の読み書きでしょうか? 作曲法の勉強でしょうか? ・・・いいえ違います。必要なのはたった2つです。

1.和音楽器でサクサクとコードが弾ける

和音楽器、つまりキーボードやギターなどです。コードを弾くのに「えーと、、えーと、、、、アレ???」といったレベルでは、作曲する際に、あちこちで違和感のあるコード進行、もしくは稚拙なコード進行が称します。またメロディと和音は切っても切れない縁にあるので、コードとメロディの不協和音や座りの悪さが目立ち、修正しているうちにメロディさえ自由自在にならなくなってきます。コード楽器がジャカジャカ弾けるということが、作曲の”準備”として必ず必要です。

2.音楽のルールを知る

作曲は、絵や写真やオブジェと違い「時間の流れ中に構造物を創る」という行為です。前衛絵画や、難解なオブジェ、ファインダーを覗かずに手当たり次第にシャッターを切った写真など、時間的な流れがない表現の場合、作品の”パッション”だけでも成立します。しかし、映画、音楽、オペラ、ドラマ、ミュージカルなどは、”時間”という流れの中で観衆に”旅”をさせるようなものです。オーディエンスに不快な思いをさせず、かつ”迷子にせずに導く”ためのルールが必要なのです。音楽でも同じです。このルールを無視して作られたものの多くは、あちこち不快で聴くに堪えない、或いはつかみどころがない作品になってしまいます。

”理論と感覚の間を行ったり来たりしながら、メロディとコードの間を行ったり来たりする”、これが、自由自在に作曲できる人が作曲の最中に行っていることです。これを行うには、上記の2つが必要不可欠です。

そして、良い音楽や最新のヒット曲からメロディやアレンジを学ぶにも、上記の2つは決して欠かせません。この2つが習得できていなかったらアナライズ(分析)はお手上げ。”かつての名曲が最高の先生”とはよく言われますが、その最高の先生から何も学べないのです。(ルールだけ知っていて分析できても、ジャカジャカ弾いていかないと、体や耳が覚えてくれず自分のものにならない、つまり知識が作曲に繋がらないのです)

「音楽理論の勉強は本当に必要か」「楽器が弾けなくても作曲できるのではないか」「なまじ勉強したら枠にハマった曲しか作れないのではないか」もしそういった疑念をお持ちの方は、途中で挫折した友人の言葉や、雑誌やソフトを売ろうとする出版社やメーカーの言葉ではなく、”実際にコード演奏と音楽理論をしっかりと身に付けて作曲している人”に「あなたにとって不必要でしたか?」と訊ねてみたら良いでしょう。「必要なかったね」と答える人には、恐らく一生出会えないことでしょう。

疑念を持たず習得に励みましょう。”自由”が手に入りますよ!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次