9月より中上級コースを設置

東京音楽教室では、 2016年9月以降、作・編曲のレッスンを受講している中上級者を対象に2つのコースを設けます。教室が”中級以上”と認めた生徒は、次の2つのコースのうち、どちらかを選んで進んで頂くことと致します。
 

コンテンポラリー・コース

アップトゥデイト(今日的)な音楽の創作を目指すコース

最新のヒットチャートの動向や、最新のヒット曲・最新の映画音楽やドラマの音楽・ゲーム音楽・CM音楽など、それらの曲中に表れている様々な表現や手法を学び、実践して身に付けていくコース。

分析・研究の対象となる最新のターゲット曲に含まれる、オールド・スタイルな音楽のエッセンスやアレンジの手法に関しては、その年代へ遡って楽曲をピックアップし、表現や手法の分析と実践を行います。

最新のサウンドを構築するための音源・音色の選び方、エフェクトの使い方、リズムの組み立て方、古典的な音楽をサンプリングしたようなローファイなサウンドの作り方、新しいサウンドとのコントラストのつけ方なども実践していきます。

制作した楽曲へのアドバイスや添削は、破綻箇所の指摘や、音楽的な魅力についてだけでなく、”今日的な作品として競争力があるかどうか”という点についても、講師が本音で言及します。


 
ヴィンテージ・コース

現代的・今日的かどうかに関わりなく、自由に音楽を創造、追求していくコース

時代にこだわらずターゲット曲をピックアップし、それらの曲中で行われている、理論的な手法、アレンジの手法、音作りやミックスの手法を学び、実践して身に付けていくコース。

希望により、特定の時代・特定の地域・特定のジャンル・特定のアーティストなどにターゲットを絞り、それらの作品を分析・研究して、アレンジやミックスの手法を学び、実践していきます。

例えば、スイング・ジャズ、シカゴ・ブルース、カントリー、ロックンロール、モータウン、プログレッシブロック、ディスコ、AOR、ニューウェイブ、演歌、昭和のアニメ、ファミコン/スーファミ時代のゲーム音楽、童謡、古典的な映画音楽、シャンソン、フレンチポップス、90年代のJ-POP、バロック音楽といった、ヴィンテージな楽曲の要素を”現代的な楽曲に、エッセンスとして取り込む”のではなく、そういった楽曲そのものを作りたい生徒に適したコースです。

制作した楽曲へのアドバイスや添削は、破綻箇所の指摘や、音楽的な表現や魅力についてが主となり、”作品が現代の視点からどう映るか”といった、”作品の現代性”については、言及・アドバイスを行いません。


 

コースの違いによる、月謝や時間などの違いは一切ありません。途中でコースを変更することは可能です(プロ志望の中上級者は、ある特定の1ジャンルを目指す生徒を除き、コンテンポラリー・コース一択になります)。

アップトゥデイトな音楽を目指すのか、または現代的かどうかを意識せずに創作を行うのかを、生徒・講師両者が明確に把握した上でレッスンを行い、より的確な目標設定 、的確なアドバイス、的確な課題を提供して、生徒の創作力を引き上げ、創作物のクウォリティを上げていこうというのが、今回2つのコースを設ける狙いです。

上記2コースのどちらかへ進むことのできる”中級以上”の条件

●基礎的な音楽理論の習得とそれを生かした作曲が出来ること
(教室の『進度チェック』PDFの2ページ目の下までがほぼ終わっていること)
●30ある長調・短調のどこにいても、ディグリーでコード進行を考えることができること
●SDmや2Dなどの借用和音、ドミナント7thの裏コードや経過和音が自由に扱えること
●教室が提供しているコード演奏の一連の訓練が済んでいること

これらを満たしていることが、本格的なアレンジやミックスのレッスンを行うコースに進める条件となります。作編曲やDTMをトータルに習っており、かつまだ上記の条件を満たしていない生徒(忘れてしまった場合も含みます)は、ひとつの中期的(半年~2年程度)な目標として、ぜひ頑張って下さい。

(ギター、ドラム、ピアノなど、楽器の演奏のみでレッスンを受けている生徒は、これまで通りしっかり頑張って下さい。)

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