57歳。

デヴィッド・ボウイ、モーリス・ホワイト、キース・エマーソン、ジョージ・マーティン。この人達に共通する事柄が2つあります。
ひとつは全員が、ポピュラーミュージック界の『革命家』だということ。もしも、この中の誰か”たったひとり”でもこの世にいなかったら、例えば今このアジアの端っこで人気のAKB、EXILE、ジャニーズ、いきものがかり、Perfum、aiko、西野カナ、ケツメイシ、こういった人達の音楽でさえ現在の形になっていなかっただろうことは明かです。

そしてもうひとつの共通点は、全員が今年2016年に入ってからの、このたった数か月の間に亡くなってしまったということ。

そして残念なことに昨日、新たな仲間が加わってしまいました。プリンス。以前はよく『ポップ・スター』というくくりでマイケル・ジャクソンと並び称されていたけれど、既存の音楽の姿を破壊して前進しようとする彼の”ロック”な生き方は、真っ白になることに熱心だったマイケルの仲間というより、前述4人の革命家の仲間と捉えるべきでしょう。まだまだ新しいことにチャレンジし、進化し続けていた彼の突然の死により、人類が「音楽」という文化において損失したものは計り知れないと思います。残念です。もうその一言に尽きます。

本当の音楽を作り、本当の音楽を歌い演奏して、文字通り世界を動かしてきた偉人が、今度は57歳という若さで逝ってしまった。

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