昭和の高校生がドキドキした資生堂タクティクス

「タクティクスとは、資生堂が販売する男性化粧品ブランドである。その香りの良さから、数々のドラマやマンガにまで取り上げられ、一世を風靡した。~中略~ 1970年代から1980年代を過ごした若者は、今でもその香りを嗅ぐと、「これはタクティクスだ」と記憶を呼び覚まして認知できるものである。」タクティクスすげー、Wikiまで立ってるwww

1980年代の初め、僕は千代田区にある某私大の付属高校(当時男子校)に通ってました。全校集会なんかがあって講堂に生徒が集まると、それはそれはもうむせかえるようなタクティクスの香りが充満していました。生徒だけでなくなんなら若い男性教師だってつけていたかも。

様々な形状とサイズのフレグランスボトルが黒い背景上に配されており、その中にはクリアとアンバーカラーのガラス製ボトルが含まれています。

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CMは抜群のセンス

思春期真っ只中の高校生。そりゃあもう色気づきますよ。モテたい一心でどんなイケメンもブサメンも漏れなく「男の香り…タクティクス」カシャ! そういえばセンス抜群のかっこいいCMだったなぁ…並んだ正方形の中央の”T”の字になるところだけが「カシャッ」って斜めになるんですよ。YouTubeで検索したら出てくる出てくる。Wikiが立ってるくらいだからね。例えばこの1本とか。

いっやーーー、ダサい!!!!! こんなにダサかったっけ!? 「カシャ」じゃなくて「シャキーン!!」とかいいながら、キラーン!って光るエフェクトとか。最後のワンカットなにwww 他にも探してみたけどどれも超絶ダッセーの。おかしいなー。いやー、時とは恐ろしいものだ。

オーデコロンの魅力に気づいたあの日

若い頃にそんなことがあったもので、今でもフレグランスは使うんですよね。控えめに。よく手首とか耳の裏とか言うけど、そんな露出した箇所や体の上の方につけたらプンプン匂っちゃってダメですよ。香りも直接感が強くてツンときちゃうし。自分は腰とかが多いかな。へそのあたりとか(でっぱった腹のな)

中2の時だったかな。塾で知り合ったイケメン同級生と二人でレッド・ツェッペリンの『狂熱のライブ』っていうドキュメンタリー映画を観に行こうってことになって、当日そいつが漕ぐ自転車の後ろに乗って駅へ向かってたら何だかいい匂いがするわけ。

「これ何の匂い?」
「ん?あぁ、オー・デ・コロンだよ」

オーデコロン!! 何語かわからんがカッコイイ! そしてイイ香り! 近くにいても匂わないのにチャリの後ろに乗ったらほのかに香ってくる! 超かっこよくないですかコレ。いやーこれもう絶対女の子にモテるやつだ俺もやろう→高校入学→タクティクス

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ブルガリ プールオム オードトワレ

ブルガリ プールオム オードトワレのボトルとパッケージ

そんなこんなで今でも使うんだけど、最近ほとんど出かけもしないから自分の為だけに使ってる感じになってます。

これは超さわやかで、白Tにジーンズ、白いスニカーと青空、みたいな香り。朝イチとか午前中につけたくなったりする。あとさわやかな曲を書きたい時とか。

香りによる刺激って大脳新皮質を経由せずに大脳辺縁系へ直接届くんだそうだ。大脳新皮質は理性を司るところで、大脳辺縁系は本能を司るところ。つまり香りは理性を飛び越えて本能や記憶や直観に直接作用するってことです。

だから曲を書くときにいいんですよ。フレグランスでなくとも、コーヒーの香りでもいいし、お香を焚いてもいいよね。クリエイティブなパフォーマンスに香り、大事。

ブルガリ プールオム エクストレーム オードトワレ

ブルガリ プールオム エクストレーム オードトワレのボトルとパッケージ

これは甘くてウッディな香りがするんですよね。忙しくない午後とかになんとなく付けたくなる。

なんだか少し懐かしい感じもします。この中の何の香りがそう感じさせているのかは全く不明。リラックスした明るい曲なんか書くのに適してそう。実際あんまり意識したこと無いけど。

シャネル エゴイスト プラチナム オードゥ トワレット

これはガツーン!!!とくるやつです。脳がギューーーって絞られる感じ。使い始めた最初の頃はこれをつけると頭痛がしました!

眠い時とかぼんやりしているような時に、これを付けてブラックブラックガムを3粒口に放り込めばシャキーン!です。ココ・シャネルにビンタをくらった気分になります。

オラオラオラーーーーーー!!っとなりたい時とか、なってる時(もう要らんやろ)に付けたくなります。キます。

ブルガリ ブラック オードトワレ

ブルガリ ブラック オードトワレのボトルとパッケージ

これは一番好きなやつ! 「ザ・夜」といった香り。カッコイイ!香りにカッコイイとか悪いとかあるのか知らんが、とにかくカッコイイ。ダンディ。もう10年使ってる。

  • 調香師:アニック・メナルド
  • トップノート…ブラックティー・ローズウッド・ベルガモット
  • ミドルノート…シダーウッド・オークモス・バニラ
  • ラストノート…サンダルウッド・ムスク・アンバー

だそうです。ジジイにはようわからん。けどいい香り。女性も付けるらしい。惚れそう!

日本で生産終了して輸入品しか手に入らなくなりほぼ倍の価格に。クーーーー! ><

資生堂 タクティクス アフターシャワーコロン

資生堂 タクティクス アフターシャワーコロンのボトルとパッケージ

はい、お待ちかねのタクティクスです! いや、さすがに今わ使ってないわw でもこれが匂ってきたら超若々しい曲が書けるかも…恋愛がテーマの曲とか書けるカモ!バレエを踊る憧れの乙女を隙間から覗き見るような曲が書けるカモ!!(『小さな恋のメロディ』とか『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』みたいな)

うわー、中学生でも読めるように「アフターシャワーコロン」てカタカナで書いてるwww 書いてあげないと「あふたー、、しゃわー、、ころぐね???」ってなっちゃうもんね。

ちょっとさー、これ嗅いで曲書いてみようかなぁ。これ嗅いだだけで心拍数あがりそう。「エロ本買いにいこうぜ!」って気分になれそう。

まとめ

香りはただのアクセサリーではなく、記憶を呼び覚まし、クリエイティブなインスピレーションを引き出す強力なツールです。私にとって、若い頃の思い出から今の日常まで、フレグランスは常にそばにありました。自分だけの特別な時間を演出し、時には曲作りのパートナーとしても役立っています。あなたも、香りを通じて自分だけの特別な瞬間を演出し、創造力を刺激するパートナーにしてみませんか? そしてぜひ新しい思い出やインスピレーションを見つけてください。

当教室では松田聖子やマイケル・ジャクソンなど
タクティクスが流行った時代の音楽も教えていますが
それ以前や以後の音楽も教えています(当たり前か)

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