喪中なんですよね！俺
昨年の9月に母が亡くなったので（墓をどうしたかは前のブログを見るのだ）。でもまぁ「いい人生だった」「私は本当に幸せだった」と、今すぐにでも死にそうなセリフをこの10年くらい口癖のように言い続けていたので、それを信じるなら幸せだったのでしょう。自分もそうありたいものだ。
幸せだ幸せだと言いながら91歳まで生きれば（最後1年くらいは「もう94歳になっちゃった」も口癖だった笑）、まぁめでたいよ。残された側はもう会えないのかと思うと寂しいけど、本人は清々しいと思う。ご苦労様でした。ありがとう。本当に。
生きているとさ、周りでたくさん人が死んでいくじゃないですか。俺とか、小学生のクラスメイトが中学に入ってすぐプールの事故で亡くなって、中学の塾の友達が病気で急死して、中学時代の友達が大学受験に失敗して自分から亡くなって、担任の先生も病気で亡くなって、父方の祖父祖母、母方の祖父祖母、みんな亡くなって、俺が30くらいの時に父親が亡くなって、40前後で音楽仲間2人（ベースの宮沢とキーボードの三井くん）が亡くなって、50くらいの時に映像作家の秋元きつねさんが亡くなって、つい数年前に音楽仲間（サックスの金ちゃん）が亡くなって。叔父さん叔母さん従兄弟、何人も亡くなって、昨年一年で音楽関係ではジェフ・ベック、高橋幸宏、坂本龍一、バート・バカラックが亡くなって。
だからね、命を落とすことなく一年を終えて翌年の一月一日を迎えられたら、それはとっても”おめでとうございます”なんだと思うよ俺は。新しい年がめでたいんじゃなくて、「一年死なずに完走できましたね」ってことだと。だから死んじゃったら喪中なんだと。でも死んじゃったのはお袋で、俺は生きて正月を迎えられたわけだから、まぁ俺は”おめでとう”だよな笑 （「長生きしろよ」とお袋があの世で言っとるわい）
十数年500人も教えてくると、かつての生徒でもう亡くなっちゃった人もいるよ。もし俺が把握できてない人も入れたらそこそこいると思う。だから生徒のみんなには「おめでとう」と言いたい。お互いの命と健康と、時間的、精神的、経済的な余裕があって初めてレッスンができるわけだし、新年最初のレッスンで「今年もよろしくお願いします」と言えるのは、お互いとっても「おめでたい」ことだよな！