ウラ取っていこうぜ

一心不乱にドラムの練習に励んでいた中坊の頃、友人が「プロはいつでも16分音符を感じながら演奏してるらしいぜ!!」と言ってきたので、「そんなに細かくリズムを感じることなんかできるもんか。この野郎またどっかからデマを仕入れてきやがって!」と言ってやりました。しかしその後、出来るのだと知りました。プロドラマーになったので。彼に謝りたい。

さてビートを再分割することを”サブディビジョン”と言います。4分音符を半分に割ったら8分音符、8分音符を半分に割ったら16分音符・・・。(西洋音楽の和音とリズムは、ある意味ひじょうに数学的な考えの上に成り立っています。)この分割を重ねて細分化されたリズムを感じとることは、楽器を演奏するためにも、作曲や編曲をするためにもたいへん重要です。まずアタマで理解すること。次にカラダでしっかり感じること。今自分が聴いている曲のリズムが、どういう構造になっているのかをしっかり把握した上で、”のる”ということが大切です。フィーリングを感じ取るわけです。

始めは4分音符のウラを感じ取る。ウラが正確に感じ取れるということは4分音符を”2等分できた”ということです。まずはそこまで。スカやレゲエには、ウラを取るのに適したお手本がたくさんあります。

スカパラにはこんな”渋谷系”でお洒落なスカも。

音楽やそのリズムは、毛穴から、皮膚から、入ってきます。鼓膜から入ってくるのではありません。自分をどっぷりとその中に”漬け込んで”やらないといけない。そして心に余裕が出来たら、ウラを取っていきましょう。気持ちいいよ!!

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