
お世話になっております。
先日のレッスンで教わった、カウンターメロディについてです。
レッスンの中で話題に出させていただいたこの曲なのですが、ずっとピアノが主メロの後ろで鳴っていると思います。これもカウンターメロディになるのでしょうか。
またラストの大サビでは、ストリングスも主メロを邪魔しない形で大きく入ってきていると思うのですが、これはピアノとストリングスが別の旋律でカウンターメロディを演奏しているということでしょうか?
聴いていて気になったので、教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
(これだけ楽器の音色や声が重なっていても、こんなに綺麗に聴こえるんだなぁと、昨日のレッスンを振り返りながら思いました)
このピアノは「カウンターメロディ」ではなく、「アルペジオによる伴奏」になります。
本来この曲の顔のひとつとなっているイントロのピアノ自体がアルペジオ(=分散和音)です。これはイントロで使うことを念頭に置きつつサビの伴奏となるアルペジオを作り、そのままイントロとして利用しました、という作りです。イントロを作る時にしばしば行われる手法(本編の伴奏のパートのひとつを持ってくる)です。
3:00からバックで大らかなメロディを奏でているストリングスのトップのライン、これがカウンターメロディになります。
そしてどんなに音数が多くとも、どこも喧嘩していないので全てのパートがリスナーに "心地良く" 聴こえてくる、これが力のあるアレンジャーの手による素晴らしいアレンジ、ということになります。
昔は、”そうでないもの” が公共の電波にのって放送されたり、店頭で販売されたりすることはなかったので、触れる機会がありませんでしたが、今は "そうでないもの" が溢れかえっているので、コンテンツを選択する側の自己責任が重要な時代になったと思います(音楽に限らず)