
船橋先生、いつもお世話になっております。
いつも作っている曲が、大体BPM140くらいのものが多く、バラードっぽい曲調のものに挑戦したことがあまりなかったため、ワンコーラス制作してみました。サビ→A→Bの順に作ったのですが、ややもたついた感じ(特にA)が出てしまったような気がしています。BPMをサビの雰囲気に合わせて設定したのですが、そうすると他がもたつく感じがしてしまいます。
他にもいろいろとあると思うのですが、添削よろしくお願い致します。
A, B, は特に1拍目3拍目に重心がくるようなリズムになってますね。
例えばAメロアタマの「ウンタカターター」は、世の中にブルースやジャズやポップスが登場するより以前の、クラシックとか民謡とかのリズムに聞こえます。
僕ら日本人の感覚から自然に出てくるリズムは1・3拍目に重心がくる「エンヤートット」的なリズムなのですが(日本語という言語がそうなので仕方ない)、そうならないようにするには、"ポップス的な感覚" でメロディを紡いでいかないといけないです。
それには英語をイメージして作曲すると手っ取り早いです。英語をイメージすれば「ウンタカターター」にはならないはずです(ウンタカタータにデタラメ韓国語を乗せてみて下さい。すごくマッチするでしょう? アジアの言語のリズムになっている証拠です)。
そうなってしまっているものを、頭で考えて「ここを前へ出してシンコペーションさせて・・・」などしても、根本となる西洋的なリズム感覚が希薄だと「日本人のエンヤートットのリズム + アタマで考えて音符をシンコペーションさせた」という、どこか野暮ったい上に素直にリズムにのれもしないという、良いとこ無しのメロディになってしまいます(ボカロ曲のように完全に"和"に振り切ってしまえばまたそれはそれでアリですが)
BPMが中途半端なのでちょっと難しいかもですが、自分の好きな曲の中から同じくらいのBPMの曲を見つけて、Cubaseにメロディを入力してピアノロールでみたり一緒に歌ってみると、自分の作品とリズムが決定的に違うのがわかると思うのでぜひやってみてください。
あと、サビは冒頭のモチーフがその後一度も登場しないので全然だめです。僕なら最初の4小節でこのモチーフを3回は使うと思います。