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過敏な耳の疲れを軽減させるには

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えい
(@ei0619)
メンバー
結合: 2年前
投稿: 35
トピックスターター  

船橋先生、いつもお世話になっております。

先日、耳の痛みと耳鳴りがするので心配して耳鼻科へ行ったところ、音響過敏症だと診断されました。

大きな音がすると、耳に伝わる音を緩和するために鼓膜の張力を調整する反射が起きるというのですが、私はその反射の力が弱いのだそうです。
大きな音が緩和されないまま耳に伝わりやすく、音に対する許容度が低いとのことでした。

音に限らず様々な感覚が敏感なので、自分はそういう性質なのだろうと思っていましたが、それだけでなく検査で測定できる原因もあることがわかりました。

医師には「音楽をやるには難しい耳だなぁ。うまく付き合っていくしかないよ」と言われました。

これまでピアノを長時間練習しても耳が痛いということはなく、オーケストラや吹奏楽のコンサートに行っても大抵は平気です。

その一方で昔からスピーカーの音が特に苦手で、すぐに耳が痛くなってしまいます。
講演会やスピーカーを使ったコンサートで、周りの人は平気だというのに、自分は耳が痛むのはいつものことでした。
先日行った宝塚の公演でも、音が大きすぎるので耳栓をしていました。

自宅のスピーカーでもすぐに疲れてしまって音楽の勉強がはかどらず、耳がこうでなければもっとしたいのにといつも残念に思います。

病院ではっきり診断されたことで、耳の疲れを少しでも軽減させるために何かできることはないかと、以前よりも真剣に考えています。

今の時点で試してみたいと思っていることは

・スピーカーを変える(今使っているのは安価で適当なものなので、さすがにそろそろ買い替えたいです)
・音楽制作や耳コピの時以外は骨伝導イヤホンを使ってみる(鼓膜を通さない骨伝導の方が負担が少ないかもしれないと医師に勧められました)

普段から気を付けていることは

・なるべく小さな音で聞く
・ヘッドホンはあまり使わない
・必要がないときは音楽を聴かない(作業中にBGMとして流すようなことはしない)
・耳を使う時はこまめに休憩をとり、疲れる前にやめるように心掛ける
・大きな音がする場所では耳栓をする

こうしてみてはどうだろうということがあれば何でも構いませんので、ご助言いただけないでしょうか。
なかなか難しいご相談かと思いますが、よろしくお願いいたします。


   
引用
のりよし
(@admin)
メンバー
結合: 10年前
投稿: 1472
 

スピーカーを換えるなら、周波数特性が滑らかなFocalかGenelecがいいと思います。

FocalならSHAPE40がおすすめ
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/240317/

Genelecなら8010Aがおすすめ(カラーバリエーションあり)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/193510/

サイズがふた回りくらい違います。どちらも折り紙付きの素晴らしいスピーカーですが、サイズが小さいとやはり低域の再生は不利なので、スペースが許すならFocal、省スペースを優先するならGenelec、といった感じで選ぶといいと思います(バラ売りの製品なので2本買って下さい)。
 
骨伝導イヤホンは完全防水のものをたまに使っていますが、音がまろやかで聴き疲れしないので良いかもです(防水じゃない版もあるようです)
https://amzn.to/3GaKqjb

但しヘッドホンやイヤホンの使用時、人はスピーカー使用時に比べて無意識に鼓膜に届く音圧を高くしてしまう傾向があるので、そこだけは要注意です。でも逆にそこをしっかり管理できるなら、空調その他の雑音を排除して音を聴ける分、鼓膜への音圧を下げることが可能なので、単にヘッドホンがダメなのではなくて、結局は鼓膜にかかる音圧が問題の焦点だと考えた方が良いと思います。僕は骨伝導イヤホン使用時は、周囲が少しざわついていると音楽がほとんど聴き取れなくなるような音量で使っています。

細部まで聴き取らないといけないようなシチュエーションで無い場合は、音楽制作の時にスピーカーだけでなく骨伝導イヤホンを使ってみるのもアリかも知れません(その際、耳栓との併用もアリかもです)。

それと高音域を絞ったり低音域を絞ったりして、実際にどの帯域が自分の負担になっているのかを確かめてみると、また更なる対策が見えてくるかもです。実際、大音量に対する耳小骨筋の収縮は500Hz以下で顕著、4000Hz以上には反応しないらしいです。


   
返信引用
えい
(@ei0619)
メンバー
結合: 2年前
投稿: 35
トピックスターター  

特定の帯域が疲れやすさの原因になっている可能性は十分にあると思います。

・ピアノのような大きな音が出る楽器が平気
・スピーカーの音を小さくしていても疲れる
・ノイズキャンセリングヘッドホンを音楽を流していない状態でつけていても、音楽を聴いているのと同じような疲れ方をする

という状態なので、音の大きさだけが問題になっているのではないようです。
反射の弱さとそもそもの敏感さが合わさっているのだろうと医師も言っていました。

前回の耳コピレッスンで船橋先生が「高音の倍音まで聞いているから、あんまり一生懸命聞かなくてもいいですよ」とおっしゃっていたと思いますし、もしかしたら高音域かもしれませんね。

スピーカーの買い替えや骨伝導イヤホンも試しつつ、良い対策を見つけていければと思います。

お忙しい中、丁寧なご回答ありがとうございました。


   
返信引用
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