船橋先生、いつもお世話になっております。
今までマイナーキーでテンポが速めの曲に挑戦したことがなく、歌モノを意識して書いてみようと思いました。そこで最近のJ-POPのマイナーキーの曲を聴きながら見様見真似でやってみましたが、どうしてもイメージに近づけないというか、古臭く野暮ったい印象にしかなりません。
疾走感のある曲でもテンポはそこまで速くなかったりもするため、リズムやコード進行の問題だとは思うのですが…。
例えばこんな感じの曲をイメージしていろいろと試行錯誤してみたのですが。
できたのはこんな感じのものになりました。
リズムでシンコペーションや16分音符を使う、サビなので音は跳躍させるところはさせてみるなど、メジャーキーの曲と同じようなことは意識したのですが、改善点、意識すべき点を教えて頂けますと幸いです。
よろしくお願い致します。
（今後は楽譜を読みながら、コードやリズムなどの分析もしていかないととも思っています）
原因はリズムですね。強拍（1拍目、3拍目）に対してのシンコペーションが少な過ぎます。
4拍目の裏に発音して1拍目をまたいでいる音、2拍目の裏に発音して3拍目をまたいでいる音、この２つに焦点を絞って見てみると、これだけ沢山の音の中にたった4つしかないですよね。つまり強迫に音を置き過ぎているから、メロディに軽快さが出てこない、というわけです。
これは冒頭のメロディですが、恐らく「強拍に音を置かないように」と休符にしていますよね。でもA、B、C、のフレーズがシンコペーションなどで繋がることもなく"分断"されてしまっているので、結局のところ、強迫にある休符を強く「ン！」と強く感じさせるリズムになってしまっています。だからメロディにリズミカルな軽快さがなく、どこか「野暮ったい感じ」になっています。
シンコペーションは、「本来強拍に置かれて然るべき音をそれより早いタイミングから発音し始めるテクニック」です。ただ強拍を休符にしただけでは軽快さやスピード感にはつながらないです。
1拍目を８分休符にして良い効果が上がるようなケースは、直前の4拍目のウラにも音があって、その音との「音楽的なつながりが強い場合」です。メロディが"分断"されておらず、ひとつの流れになっている場合は、4拍目から「ンタンタ」とウラの連続になって軽快さが出てきます。ひとつ前のトピックの高嶺の花子さんのサビのメロディがまさにそうなっています。あいたいんだいますぐそのーかどーかぁらっとびだしてきて、の「らっと」の部分。くーれなーいーかっなつのまものに、の「かっな」の部分ですね。確認してみてー
添削、そしてアドバイスをありがとうございます！
もたついて野暮ったく聴こえる理由がとてもよくわかりました。先生の仰る通り、１拍目に８分休符を置いて強拍に音を置かないようにしたのですが、それが疾走感、スピード感に繋がらないということもなるほどと思いました。
「高嶺の花子さん」のサビのリズムとメロディも確認してみましたが、この違いなのですね。
ありがとうございました！
リズムのことを考えていちから書き直してみましたので、次のトピックで添削・アドバイスお願いします！
