極寒の納骨の儀&神楽坂とオレ

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納骨のためいざ神楽坂へ

去る12月5日に『先祖代々の墓を移す&母の遺骨を埋葬』ということで(よくわからない人はひとつ前のブログを参照)、新宿区神楽坂のお寺へ東京在住の親戚一同で行ってきました。

「車で行って坊主に骨を渡して帰ってくるだけ」「田舎の寺みたいにクソ寒くないっしょ。寺っていっても東京なんだから」自分的にはこれくらいの感じで、半袖のTシャツの上に厚手のショートコートを羽織っていきました。

ところがこの日は『全国各地で今シーズン一番の冷え込み 26ヶ所で氷点下』というとんでもなく寒い日で、車の中は良かったものの寺の駐車場について外に出たら異常な寒さ。うおー早く屋内に入りてーーーー! 先祖代々の骨が入った袋(危うくタクシーに忘れそうになったヤツ)と母の遺骨を車のトランクから出して、親族一同本堂へGO

寺での試練

寺の入り口での職員の説明も話半分に震え上がりながら境内に駆け込んでみると、寒い!!! 東京の寺なのに!? ちっせえ電気ストーブしかない!!! うおー寒いーーー! 我ら一族が電気ストーブに群がっていると「納骨の為の手続き等がありますので代表の方こちらへ」とストーブから離れた場所へと連行される。振り返れば電気ストーブに群がる一族が気の毒そうにこちらを見ている。ライナーに連れ去られるエレンはこんな気分か。みんなー!俺を助けにこーい!! そしてここで分かったことは、寺が寒いのは戸締りが悪いとかじゃなくてポリシーなんだな(どこか開いてるんじゃないかと扉や窓を全て見た)。「ポカポカに温めるとか…ダメ!」ってことなんだろう(勘弁してくれ)

何ですかそれは

「さ!書類も骨も渡したし後はいそいそと帰るだけ」と思ったら『これより納骨の儀を執り行います』、は!? ノーコツノギ!? 聞いてねえよ! 「それでは皆様順番にお焼香を…」 さすがにコートを着たまま焼香をあげられないので脱ぐ。「なんで半袖なの!?」一族失笑。うるせえ俺は一生半袖で生きていくんだ。

震え上がりながらノーコツノギを済ませて寺の外へ出てみると、寺の中がまだマシだったことに気づく。寺の職員が墓について説明をはじめるがもう寒すぎて何も入ってこない。よって何も覚えていない。その後やっとの思いで車に戻り、寺からほど近いレストランへ向かう。姪っ子が予約しておいてくれた『シャ豚ブリアン』という豚肉料理専門の店だ。

シャ豚ブリアン(ダジャレ大国にっぽん)

シャ豚ブリアン公式 >

しゃぶしゃぶ、ステーキ、とんかつ、生姜焼き・・・豚肉料理が並ぶ中、幻の生姜焼きを頂く。旨い!!! 耳の下が痛くなるほど旨い!!! でもってちっとも値段は高くない。いやー、都心へ出るといい店あるねーーー。同じ23区内でも綾瀬や亀有とはレベチだわ。話にならん。我らが席に着いた11時半頃はまだガランとしていたが、12時に近くなったらワンサカ客が押し寄せてあっという間に2階まで満席。近所へお勤めの方々がランチお目当てでお越しなのだろう(店の隣は音楽之友社のビルだった)。今度ディナータイムにも行って見たい。体も温まった。ふぅ。

神楽坂『エクスプロージョン』とオレ

20代前半に加入していたメタルのバンドで、神楽坂にある『エクスプロージョン』というライブハウスに何度か出たことがあって、さっき調べたらまだあって(無くなってました)「X(現:X JAPAN)、GLAY、サブラベルズ、DOOM、JURASSIC JADE、ROSE ROSE などの様々なアーティストを輩出した伝説のライヴ・ハウス。」だってさ。てことは、楽屋とトイレが恐ろしく汚かったことくらいしか覚えていないが、俺もエクスプロージョンに”輩出サレタ”ってわけか。輩出されたらしいぞオレ。仲間仲間w

おぼろげな記憶

あとは確か神楽坂1-1という住所にあった美容院(江戸時代からの髪結い処だったらしい)の息子がキーボードを弾いていて、彼と一緒に”MIRAバンド”で活動していた時期があって(バンドはボーカルのMIRAちゃんが亡くなって消滅した)、美容院の2階でライブの準備をしたり、世界初のポリゴンを使ったTVゲームとやらを一緒にやって遊んだ遠い記憶がある。

神楽坂と俺の繋がりはこれくらいだったが、死んだら俺も神楽坂の住人になるんだな。なんなら生きてるうちに住んでみたいものだ。いや、今からでも頑張ればワンチャンいけんじゃね?…

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