生徒がマルチマイキングでアコギを録音したプロジェクト。一番上がAKG C451B、その下がSHURE SM57。
複数のマイクで録音したオーディオの位相を合わせるのは、スタジオでは基本中の基本・・・なんだけど、DTM次元では必要となる機会も少ないのであまり意識していない人が多いなぁ。。
目次
位相ズレが引き起こす音色変化
位相がズレるとコムフィルター効果で音色が劇的に変わってしまうので、必ず合わせる。
そしてEQを使うなら、必ずリニアフェーズEQを用いる。
リニアフェーズEQを使う理由
リニアフェーズEQでないと、低域をEQしていても高域の位相に変化が生じるので、トラックをソロにしている時は気が付かなくても、合わせて聴いてみたら「アレ!? 音色が全く変わっちゃった!!」ということが起きてしまいます。あー、恐ろしや。
キックとベースの位相調整のポイント
ベースとキックの分離でも、片方の位相を反転させると事態が好転することも多いし、大事です。位相。軽いキックに重みを加えるのに、別のキックをローパスして重ねたり、シンセの正弦波や三角波を用いて重みを出したりする時も、位相、大事です。
全てをオーディオ化して目視
ドラム音源から出てきた音もシンセから出てきた音も、全てをオーディオ化して、波形を拡大して位相を調整しておかないと、音源側のラウンドロビンの影響とか、アナログモデリングシンセの位相が固定できなかったりとか、そんな理由であちこちでキックが飛び出したり引っ込んだり(そしてそれらは再生の度にランダムに起こる)してしまいます。
DTMでの音楽制作でも気を付けないといけません。位相。フェーズ。Phase
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