かつての生徒からの突然の連絡
先日、かつての生徒(アニソンとかの作編曲だかの仕事をしてるらしい)から、何年かぶりに連絡があり、
「ドラムやギターのレコーディングをすることになり、マスターリズム譜をくれとプレイヤーに言われたんで、ドラムに詳しい船橋さんにそれを作ってもらえないかと・・・。レコーディングが終わったら後日、書き方についてのレッスンは受けますんで。」なんていう内容。
かつての生徒から連絡があったら本来喜ばしいことなんだけど、プロになったのに1ミリも連絡してこなかったような不義理な者が、困った時だけすり寄ってきたわけです。俺は便利屋か笑
依頼の真意
内容を要約すると「リズムのことには慣れてますよね? 後でレッスン受けるんでチャチャっとお願いできないスか?」 こういう感じです。「後でレッスン受けるんで」っていうのは、「すぐに必要で、今はレッスンを受ける時間も自分で書く時間も無いので代わりに書いてください。レッスンは後で受けます。」ということ。数千円のレッスン料欲しさにホイホイやるとでも思ってたのかなぁ。俺、、完全に舐められてる笑
マスター譜とは?
マスター譜(マスターリズム譜とも言う)っていうのは、拍子とかテンポとか、コード進行とか、キメのリズムとか、楽曲構成といった、”楽曲のアウトライン”や、”アレンジ上の重要な要素のみ”を把握できるような、簡略化された楽譜のことです。例えばこんなやつです。
いやいやいや、そらアカンやろ
彼に「マスター譜って何なのか知ってるの?」と聞いたら、なんと知らないんですよね! 人にものを頼むのに、それがいったい何かすら調べもせずに頼むとか、そんな失礼なことってある!?
「マスター譜を書くのにドラムの知識なんか要らないよ。ググりゃ画像なんかゴロゴロ出てくるからわかるよ。自分で書きな。」
マスター譜の役割り
上に表示したのは、現在制作を進めている、生徒のみかげさんの楽曲のマスター譜。みかげさんはこの『こいのぼりのぼうけん』の制作半ばで体調を崩して入院され、楽曲の仕上げを僕に託されました。ギターを弾いたり歌を歌ったりピアノを弾いたりしてくれる人達に、こういったマスター譜と、プリプロダクション音源(DAWで作ったスケッチ)を渡すと、勝手に色々考えて上手いことやってくれるわけです。
YouTubeにはみかげさんのお仲間が大勢いらして、声をかければ皆さんいくらでも手伝ってくれるんですよね。素敵だね。人望ですよ。人望が無いと困ったときに誰も助けてくれないんだよな、ハッハッハ
みなさんも”マスター譜”、覚えておきましょう!
あなたもこの教室で習ってみたいなら…