これはみんながよくやっちゃうヤツです。

5thの音がメロディの中心的な存在なのに、「6thの音を使っているから」という理由だけで6thコードにしてしまうヤツです。

5thの音がメロディの中心であるとしたら、6thの音はその5thの音と2度で不協和な関係になる音なので、

6thを「加えるとメロディが汚く聴こえる」「加えない方が良いサウンド」ということになります。

たとえば、童謡『チューリップ』の冒頭は「ドーレーミーーー」です。コードＣのルートから3rdへ上行するメロディです。

「メロディがレを使っているから、コードＣの9thにあたるレを加えたら良いのかも！」とコードＣにレを加えて「Ｃadd9」とすると、メロディの骨格となっているドとミのどちらとも不協和になって汚く響くので、実際「加えない方がぜんぜんマシ」ということになります。

なので6thの場合も、

・メロディーのその部分のフレーズの中心となっている音が6th
・もしくは5thや6thとはほとんど関係の無いメロディー

の必要があります。

もちろん、流れで聴いたときにその場所に6thコードが出現してもおかしく聴こえないこと、も当然重要です。再チャレンジ！