
先生、お世話になっております。
Anjunadeepのマスタリングエン
ジニアからのマスタリングされた私の曲Feeling ofが送られてきました!3:55あたりのキックの割れ具合が気になるのですがいかがでしょうか
マスタリングされたものが上のもので下のものがエンジニアに送ったミックスになります。
よろしくお願いいたします。
確かにマスタリング後のその部分のキックは少し歪んで聴こえますが、それよりずっと良くないのは、それ以前の ”抑えた部分” のキックが他と大差ないくらい大きな音量でドスンドスンと鳴っていることです。
そこが ”キックを小さくして全体の温度や躍動感を抑えたブリッジ部分" だということが、これではリスナーに伝わり難いですし、曲全体のダイナミクスも無くなってしまっています。
自分で自分の曲をマスタリングしている時にこういったことが起きた場合は、ミックスに戻ってブリッジ部分のキックの音量や音色をエディットし直した方が良い結果につながります。
一方で誰かが作った曲をマスタリングしている時にはそれはできないので、僕ならマルチバンドコンプや、スペクトラルダイナミクスをマキシマイザーの前段に挿して、キックがずっと小さく聴こえるように抑えたり、マキシマイザーの後段でリュームのオートメーションを使ってその部分の音量を落したり、あるいはEQのオートメーションでローを削ったりすると思います。
実際、プロフェッショナルなマスタリングエンジニアはそういったことを日常的にしていますが、"生演奏の豊かな表現" を相手に仕事をしてきた世代ほどそういったことは得意で、打ち込み中心の世代だとそういった発想が湧きにくいように思います。
マスタリングの作業に入る前に "その楽曲を理解する" ということが必要ですが(歌ものなら歌詞の世界観も含めて)、今回そうしてもらえなかったようなので、そこは残念でしたね。。
単純に言えば「単なるマキシマイザーのかけ過ぎ」で、ダイナミクスが無くなるほどかけたらダメだし、「でもレーベルの基準の音量というのがあるので」だとしたら、ダイナミクスの復旧に常に注意を払うべき、だと思います。マキシマイザーをぶっ挿して「はい終わりー」は、プロとしてあり得ないと思います。(Anjunadeepはメジャーレーベルに匹敵する存在感や人気はあってもインディーズレーベルなので、エンジニアがこのレベルなのは仕方ないと思います。メジャーアーティストを手掛ける、年間に3億円から7億円くらい稼ぐようなエンジニアとは全然違うと思います。)
先生、詳しく見てくださってありがとうございます!
エンジニアの方も修正に対応してくださるとのことだったので、それを踏まえて先ほど修正のお願いを送りました。
ありがとうございました!!
先生、すみません、
説明が逆になっていました!
上のものが私が送ったミックスで、下がマスタリング後のものです。
それを踏まえるといかがでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
お分かりになっていたと思いますが、一応お伝えしておきました。 よろしくお願いいたします。