フォーラム

音楽フォーラムを象徴するミニチュアの人物たちが活動する、ポップで可愛らしいシーン
拍子(5)サンバ+ボサノヴァの2拍子に...
 
通知
すべてクリア

拍子(5)サンバ+ボサノヴァの2拍子に関して

6 投稿
2 ユーザー
0 Reactions
3,186 表示
(@匿名 766)
結合: 1年前
投稿: 164
Topic starter  

先生、またお世話になります!

凄い浅い質問ですが、この2つのジャンルもドラちゃんのOP同様、譜面は四拍子で書かれても、

ノリが「2拍子」で合ってますよね?

よろしくお願いします!


   
引用
トピックタグ
のりよし
(@admin)
メンバー
結合: 10年前
投稿: 1319
 

サンバやボサノヴァの楽譜は2拍子で書かれるのが普通ですが、サンバではなく「サンバ風のポップス、例えば『マツケンサンバ』とか、『お嫁サンバ』とか、『てんとう虫のサンバ』とかは4拍子で書かれているだろうし、同じくボサではなく「ボサ的なポップス」も2拍子ではなく4拍子で書かれることがあります。

あとは、リズムのことを知らない個人や出版社がボサの楽曲を4拍子書いて出版したり、「サンバのリズムの曲だけど、4拍子に慣れている人のために敢えて2拍子でなく4拍子で楽譜を作りました」ということもあります。

クラシックは楽譜が絶対的な存在なので「楽譜=正解」で、楽譜に疑いを挟む余地はありませんが、ポップスの楽譜なんてほとんどデタラメです笑  クラシックのように作編曲者(ベートーベンやショパン)が楽譜を作っているわけではなく、単に第三者が耳コピしたものが出回ってるだけなので、そいつが無知なら楽譜はメチャクチャです。なので楽譜はほとんど気にしなくていいです。自分の感覚で理解して下さい。


   
返信引用
(@匿名 766)
結合: 1年前
投稿: 164
Topic starter  

先生、詳しい説明ありがとうございます!!!

 

>表記に関して

2拍子で書くのが普通だったんですか( ゚д゚)!ネットで楽譜を検索してみたら、サンバは4拍子と2拍子両方見当たりましたが、ボサは殆が4拍子だったので、両方とも記譜は4拍子がメインだと思いました…。

楽譜を書く人、出版会社のリズムに関しての知識や意図で、本来のジャンルが普遍的に使われてる拍子と違う表記になることもあるんですね。今はまだ、サーっと曲を聴いてるだけですが、今後こういったジャンルを深く勉強する時、表記が的確な楽譜集を探してみたいと思います。貴重な知識です、ありがとうございました。

 

>聴き方に関して

そう言われてみれば、確かに…。ジャズの歴史も含んで考えてみると、ポップスは譜面の的確さより、見やすさ?を重んじてるかもしれませんね…🤔全く無責任な想像でしかありませんが🤣 

分かりました。表記と感覚の不一致で困惑してましたが、はっきり教えてくださってありがとうございます。

本当ありがとうございました!


   
返信引用
のりよし
(@admin)
メンバー
結合: 10年前
投稿: 1319
 

2拍子のグルーヴがしっかり出るように低音弦を弾くのがボサのギター基本だったり、ボサのリズムをよくわかっているベーシストやドラマーはしっかり2拍子のフィーリングで演奏します。

一方でボサノヴァの楽曲を4拍子的に演奏するのは誰にとっても自由ですし、ジャズのような元々が4拍子のリズムにサンバの2拍子のリズムを取り入れた場合、どっち寄りで演奏するのか、どっちの拍子記号で楽譜を書くのかは自由です。だから色々な楽譜が出回っています。

・より本格的なボサノヴァ=2拍子のフィーリング

・よりジャズやポップスに寄ったボサノヴァ=4拍子のフィーリング

・2拍子4拍子どちらで楽譜を書くのかは自由(表現したい拍子で書けば良い。本格的なものは2拍子が多い)

です。

ボサに限らず、音楽ではどういうフィーリングをリスナーに伝えるのかが大事なことで、楽譜が何拍子で書かれているのかはぶっちゃけどうでもいいことです。

拍子の分類も楽譜の記述も、実際どうでもいいんです。音楽を学術的に捉えることはクリエイターやパフォーマーにとってあまり意味が無いです。音楽は学問じゃなくて"音が全て"なのです 😊 (その”全て”である音に関わることなので、フィーリングについて深く考察することはとても大切なことです)


   
返信引用
のりよし
(@admin)
メンバー
結合: 10年前
投稿: 1319
 

これはバーンスタイン作曲の『アメリカ』です。

拍子は、6/8と3/4が1小節ずつ交互に出てくるというものです。バーンスタイン自身がオーケストラを指揮しているのを見たことがありますが、6/8(つまり2拍子)と3/4(つまり3拍子)とを1小節ごとに振り分けていました。でも中学の吹奏楽でこの曲をやった時、楽譜はずっと6/8で記述されていましたし、オーケストラのスコアも同じです。つまり純粋なクラシックでさえなければ、レナード・バーンスタインにとってさえ楽譜の表記なんかどうでもよくて、大事なのはフィーリングやニュアンスだけ、ということですね。


   
返信引用
(@匿名 766)
結合: 1年前
投稿: 164
Topic starter  

先生、本日のレッスンと、こちらの内容を深く掘り下げてくださり、本当にありがとうございます。

> ボサノヴァ

詳しく説明してくださりありがとうございます😞この説明で、楽譜表記だけでなく、「ボサノヴァ」というワードで検索して、出てくる曲自体、実際全部が全部2拍子のニュアンスじゃないのが分かりました…。
ボサノヴァのappleリスト開いて「これ4拍子なんじゃないかな?」と思った曲がありましたが(私の感覚があってるかどうかはさておき…)、そうなんですね、ボサがベースとなるジャンルでも、他のジャンルに寄せたり、要素を取り組んだり、もしくは作者や演奏者が「4拍子のノリが欲しい」と思えば、ボサは4拍子で演奏や記譜されても、なんらおかしくないんですね…。

 

>『アメリカ』

こちらの内容の補足ありがとうございます!そしてレッスンで拍子の取り方を教えてくださりありがとうございます!

 

> フィーリング

フィーリングについて深く考察すること

深いです…。もしリズムや拍子に「正解」があるとしたら、楽譜が「答え」ではなく、感覚が「答え」なんですね(´Д`)

 

ありがとうございました!


   
返信引用
共有:
目次