のりよし– Author –

プロミュージシャン歴40年
作曲、編曲、楽器演奏、ミックス、マスタリングなど、音楽制作全般を生業としています。これまでに、ゲーム音楽、ニュースBGM、TV・ラジオのCM・ジングル、歌手や演奏家への楽曲提供、企業PVの音源制作など、幅広い分野で活動。月刊DTMマガジン連載10年、音楽講師歴20年(音楽学校講師3年、個人レッスン17年)。日本シンセサイザー・プログラマー協会の正会員でもあります。
かつて学校や師匠から学んだこと、現場での実践経験、長年積んできた研鑽、これまでのレッスンで生徒から学んだことなどを活かし、「時代に即した、確かな知識を誰にでも分かりやすく教える」ことをモットーとしています。
-
Ozone de マスタリング Part16 ステレオ・イメージャー
今回はオプション的なモジュールについて書きたいと思います。 マルチバンド・ステレオ・イメージャー 以前はマスタリングの段階でのステレオ・イメージの操作はあまり行われませんでしたが、MS処理が一般化してからは積極的に行われるようになってきまし... -
Ozone de マスタリング Part15 コンプレッサー
ヴィンテージ・コンプレッサー EQの回でも述べましたが、”ヴィンテージ”は、その音色こそ魅力的ですが、・反応が個性的・パラメータの変動に対して応答がリニアでない・設定が独特だったり・パラメーターの選択肢が限られている・メーターが大雑把もしくは... -
Ozone de マスタリング Part14 EQ おまけ
今回はマスタリング時のEQ処理において、”僕が”普遍的と思っている事柄だけ挙げてみます。 まず、コンプレッサーの前と後ろにEQを配置します。コンプ前のEQは問題のある帯域のカットに使い、コンプ後のEQはローとハイのブーストに使います。まずは、コンプ... -
Ozone de マスタリング Part13 EQ 初心者のキミへ
今回はマスタリングに限ったことではなく、EQ全般について、主に初心者、初級者を対象に書いていきます。 ヴィンテージEQの謳い文句につられないこと 「ヴィンテージEQの温かい低音が、」とか、「シルクのような高域が、」とかの謳い文句につられて、ヴィ... -
Ozone de マスタリング Part12 Codec後編
前編で示したオーディオのコーデックのうち、圧縮コーデックとしてはMP3とAACが現在最も普及しています。実際、mp3やm4aで楽曲を購入したり、オリジナル曲をmp3にされる方も多いことでしょう。 マスタリングにおける圧縮コーデック さてここでマスタリング... -
Ozone de マスタリング Part11 Codec前編
デジタル・オーディオの解像度 DAWの中では通常、オーディオ信号を以下のような解像度で扱っています(ま、他にもあるっちゃあるんだけど)。 【サンプリング周波数】(時間方向の解像度) 44100Hz(CDと同じ) 48000Hz 96000Hz 192000Hz 【ビット深度... -
Ozone de マスタリング Part10 Mono / Swap
今回は、”Mono”と”Swap”について解説します。 Monoでバランスを確認 ステレオ2チャンネルのミックスでは、楽器をパンで左右に振ったり、ディレイ成分を左右に振ったり、ゴージャスに広がるリバーブを使ったりと、横方向への広がりはサウンドの魅力のひと... -
Ozone de マスタリング Part09 Bypass
今回は、マスタリングツールOzone7に搭載された便利機能の紹介です。 バイパス・ボタンを使おう EQであれ、コンプであれ、マキシマイザーであれ、”エフェクト前”と、”エフェクト後”を聴き比べることは、 何よりも重要 です。人の聴覚は短時間で状況... -
Ozone de マスタリング Part08 Maximizer-4
道具は”使いこなしてこそ”です。今回はOzoneのマキシマイザーに備わったいくつかの機能について解説します。 ① True Peak Limiting 市販の音楽CD等を再生しながらレベルメーターを見ていると「デジタルって0dBが最大値のハズだけど、このCDオーバーしてる... -
Ozone de マスタリング Part07 Maximizer-3
今回はRMSメーターを睨みながらスレッショルドを下げる回ですが、その前にOzone7のマキシマイザーの左にある”IRC”について説明します。 IRCのモードやタイプを選択 IRCとはIntelligent Releace Control、これは「入力信号を分析して心理音響的に最適なリリ... -
Ozone de マスタリング Part06 Maximizer-2
今回はマキシマイザーのスレッショルドとメーターの話です。 メリットとデメリット マキシマイザーはコンプと違って、スレッショルドを下げるだけで自動的に音が大きくなっていきます。しかし闇雲にスレッショルドを下げれば良いというわけではない、その... -
Ozone de マスタリング Part05 Maximizer-1
今日からは、モジュールを順番にいじっていきます。 最初はマキシマイザーから 僕がどこから触るかというと、まずマキシマイザーからです。というのも、マキシマイズするとバランスその他、様々な要素が大きく変化するので、初めにオンにしておいて、”マキ... -
Ozone de マスタリング Part04 第一印象
さて今回からマスタリングの本題に入っていきます。 第一印象を書き留める(細かく) 最終ミックスが終わってから1日、あるいは数日経っているとしましょう(その必要性は前回説明しましたね)。その状態で改めてミックスを聴き、その時の印象をノートな... -
Ozone de マスタリング Part03 注意
さて僕がミックスの済んだプロジェクトのマスターバスにOzone7を挿すと、デフォルトでこのようなモジュールの順番で起動するようにしてあります。 (この連載を書いている最中に変わりました。詳細は最終回で) ・EQ・ダイナミックEQ・マルチバンド・コン... -
Ozone de マスタリング Part02 はじめに
ひと昔前のマスタリング テープ録音をレコード盤化していた時代の”マスタリング”は、一般人には縁遠いものであり、ウン百万円からウン千万円、時にはトータルで億を超えるような高価な機材や再生装置や環境を駆使して、ひと握りのプロ(=高度な知識と抱負...