シンセサイザー音楽の創始者ジャン=ジャック・ペリーから学ぶ自由な音楽制作

シンセサイザー・ミュージックの創始者、ジャン=ジャック・ペリーさん。御年87歳、、、と思いきや、11月4日にお亡くなりになっていました。

目次

ジャン=ジャック・ペリーの功績

ジャン=ジャック・ペリー(フランス人)と、ガーション・キングスレイ(ドイツ人)の二人は、世界初のシンセサイザー「ムーグ・モジュラー」を使い、当時の最先端技術「多重録音」を駆使して、ウィットに富んだ楽曲を多数リリースしました。彼らの音楽は、エレクトロニカや電子音楽の発展に多大な影響を与え、その後の音楽シーンにおいても一大ジャンルを確立しました。

特に、この『バロック・ホーダウン』は、ペリー&キングスレイによる1967年のアルバム『カレイドスコピック・ヴァイブレーションズ』に収録されており、ディズニーランドのエレクトリカルパレードの曲として広く知られています。そのシンプルかつ革新的なサウンドは、今でも多くの人々に親しまれ、電子音楽の原点として語り継がれています。

音楽制作における自由な発想を大切に

二人が残してくれたものからは、音楽の創作を楽しむ姿勢、新しい何かにチャレンジする意欲、ジャンルや様式に囚われない自由な発想…など非常に多くのことが学べます。常に新しいアイディアを取り入れ、固定観念を超えていくことは、クリエイターとしての成長にもつながります。自分からわざわざ既存の型にハマっていく音楽制作者も少なくありませんが、せっかく”音楽”というクリエイティブな分野で何かを作るなら、やっぱりいつでも型を破って新しい境地を探っていくことが、魅力的な作品を生み出す鍵だと感じています。

型に囚われず、クリエイティブに挑戦しよう

メロディを「覚えやすい=シンプル」といったように単純に捉えていると、このような「とても複雑なのに一発で人の耳に焼き付く強烈なメロディ」なんてとても作れませんよね。しっかりとモチーフがあり、メロディの骨格もしっかりしていれば、表面的に音がどれだけ細かく動いていようが音楽的に成立します。このような自由な発想と工夫を大切にして、作品をより聴衆の心に強く残るものにしていきたいですよね。

目次