今回はイメージャーです。ステレオ・イメージの調整に用います。
【Ozone Imager / Ozone】シングルバンド・イメージャー
オーディオ素材や音源のステレオ・イメージがどうなっているのか、視覚的に把握したい場合にアナライザーとしてよく使います。完全にモノラルなのか少しだけ幅をもたせてあるのかなどのチェックに重宝します。またステレオ音源の幅を広げたり狭めたりモノにしたりなどを帯域のことを考えずにサクッと行う時にも便利です。完全なモノ音源を位相の操作で広げる時にも便利です。
【Ozone 9 Imager / Ozone】マルチバンド・イメージャー
帯域毎にステレオ幅を調整できるので、マスタリングでよくお世話になりますが、ドラム・ループ、シンセベース、キックなど、ミックスでもこれが必要になる場面がままあります。
【Center Stereo / WAVES】MidSide処理
MS処理した信号を容易に扱えるので便利です。EQやコンプを内蔵していてバックグラウンドで働いてくれるので、手早く大雑把に調整しても「こうなって欲しかった」に簡単に到達できるので非常に便利なツールです。またベースを耳コピするとか、左右に振り切ったアコギやシンセのアルペジオを耳コピするとか、そういった時にもアホみたいに重宝します。
【Imager / Steinberg】
マルチバンド・イメージャーで各バンドにパンが付いている製品は少ないですが、このCubaseのオマケイメージャーにはパンが付いているので、ドラムループのセンターにあるハイハットを少し横にズラしたい時などに有効です。
【S1 MS Matrix Stereo / WAVES】
最新のEQやコンプは必ずと言って良いほどMidとSideで別々に処理できるようなオプションが付いていますが、実機のコンプやEQでMS処理するような場合には、このMS Matrixを使って信号をMSに分けてセンドして、処理後のリターン信号に再びMS Matrixを使って元のステレオ2chの信号に戻します。