【連載】My Plugin FX #17 Analyzer & Tools

 

今回はアナライザーとその他のツールの紹介です。次回はまとめ(最終回)となります。

 
【Span / Voxengo】スペクトラム・アナライザー

これは確かフリーでした。解像度がヤバいです。ミックスでもマスタリングでも、たまにものすごく緻密なことをしなければならない局面がありますが、そういう時に頼もしいです。低域の解像度が高いのも嬉しい。他のアナライザーだと”何となくモッコリ” としか描けない帯域でもどこにピークがあるかがしっかり把握できるのですごく助かります。またオプションがとにかく豊富で描画速度やピークホールドの時間は当然のこととして、あらゆる調整ができます。超オススメです。

 
【SuperVision / Steinberg】オーディオ分析プラグイン

Cubaseのオマケね。様々な要素を表示できるみたいですが、自分は主に波形を見るのに使っています。アナログ・シンセから出てきた信号の波形をこれで見ながらニヤニヤしています。

 
【Bitter / Stillwell Audio】ビット深度チェッカー

これも確かフリーだったかな。信号の量子化ビットがいくつなのかを見ることができるので、特定のエフェクトの後ろに挿すことでそのエフェクトが内部で何ビット処理を行っているのかをひと目で確認できます。プラグインのメーカーが内部処理のビット深度までは公開していない場合が多いので、新しいエフェクトを導入する際にはトライアルをダウンロードしてこれで確認します。

 
【GTune / GVST】チューナー

Cubase付属のチューナーが死ぬほど使いづらいので、使い勝手の良いチューナーを探して拾ってきました。これも確かフリーだったかなー、、忘れた。フリーじゃなくても¥500円とかでしょう。

 
【TestGenerator / Steinberg】テストトーン・ジェネレーター

Cubaseのオマケ。基本的な波形といくつかのノイズを持っているのでいろいろなテストに用いています。例えば、実機のコンプレッサーを使う前に左右の誤差の調整に使用したり、サイン波を機材にオーバーレベルで突っ込んで波形の歪みを見たり、ハーモニックエンハンサーのタイプの違いにより倍音の状態がどのように変化するかを確認したり、新しく導入したリバーブのプリセットを切り替えながら短いピンクノイズのバーストを間隔を空けて鳴らすことでリバーブの初期反射や残響音の拡散/減衰を確認したり…とにかく色々なことに役立ってます。
 
 
 

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