DTM用PCを自作 その6 ドライブ

M.2

現在、PCに内蔵させる記憶装置で一般的なのは下記の2種類

HDD:磁気ディスクをモーターで回転させてディスク表面に記録
SSD:半導体チップに記録

そしてここ数年で台頭してきたのが ”M.2” (エムドットツー)である(この読み方を知るまで「えむに」と読んでました・・・) これはノートPCなどに使われてきたmSATAタイプのSSD(基盤そのままで専用ソケットに挿す薄くて小型なSSD)の次世代型。そもそもSSDはHDDに比べて高速だが、M.2は従来型のSSDよりもまたさらに高速。見た目はmSATA同様に基盤むき出しのスティック状だ。

NVMe

「M.2ならどれでもすごく速いんだよね?」と思われがちだが必ずしもそうではないので注意。M.2の中でも安価なものはデータ転送が旧来のSATA方式なので、一般のSSDと大差のない速度なのだ。

では何が速いのかというと、”NVMe” と表記のあるもの。もしくは ”PCI Express x2”、”PCI Express x4” と表記のあるものだ。SATA方式のものと見た目はほぼ一緒なので、購入の際にはスペックをよく見よう。PCIe x4 のNVMeなら理論値32GB/s。SATAの理論値6GB/sと比較して5倍以上と圧倒的な速さだ。大量のオーディオトラックを扱うプロジェクトでも、ドライブのアクセススピードが作業のネックになることはまずないだろう。

発熱

HDDのようにモーターを回転させていないため発熱が少ないSSDだが、ここまで高速になってくると発熱が問題となってくる。大量の読み書きテストなどを行った場合、最初のうちは理論値の80%程度の良好な数値が出ていても、本体の温度が上がってくると速度がどんどん落ちてくる。これは温度が上がりすぎて壊れてしまわないよう内蔵のコントローラーが速度を自動的に落とすためだ。よく調べて速度低下の少ない製品を選んだり、ヒートシンクやファンなどで冷却することも視野に入れると良いだろう。

今回はマザーボードにM.2用のヒートシンクが搭載されているため、熱対策にそのまま用いることとした。

マザーボードの右下、8角形のヒートシンクがZ390チップセット。その下の横長のヒートシンクがM.2。この板の下に装着した。

熱伝導効率を考え、製品に貼られているシールを剥がしたが、どのメーカーの製品でもシールを剥がした時点で保証の対象外となるので要注意。「シールを剥がしてMBに装着したが、初期不良で動かなかった」=数万円がパー。という悲劇が起きないよう、まずはシールを貼ったまま正常動作を確認し、もし剥がすならそれから。

へー、ここに1TBがねぇ・・・この時点で保証対象外

まだまだ割高

M.2は高速な反面、容量あたりの単価はまだまだ高額だ。今回はM.2の1TBをシステムディスク用に1つ、価格のこなれてきた通常のSSDをデータディスク用に4TB(2TBx2)として、合計5TB搭載することにした。バックアップ用の大容量HDDや光学ドライブなど使用頻度の低いデバイスは外付けを予定。つまり今回組むPCには、モーターで回転するタイプの記憶デバイスが一切載らないことになった。

今回導入したM.2とデータ用SSD

 
 
 

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