西向く侍

古代ヨーロッパでは、今でいう3月が1年の始まりの月であった。春だし。

その名残りは、

9月=セプテンバー=septem=7(もともと7番目)
10月=オクトーバー=octo=8(もともと8番目)
11月=ノーヴェンバー=novem=9(もともと9番目)
12月=ディッセンバー=decem=10(もともと10番目)

に見られる。そして今でいう1月、2月には名前はなかった。寒いし。

そして、奇数月は31日、偶数月は30日で、規則正しく交互であった。つまりこんな感じ。

3月=31日
4月=30日
5月=31日
6月=30日
7月=31日
8月=30日
9月=31日
10月=30日
11月=31日
12月=30日
1月=31日
2月=?

3月から1月までの11か月の合計日数は、

31x6+30x5=336日。

そして名前も無い最後の月(今の2月)で調整をした。普段は29日、うるう年は30日、という具合に。とても整然としていて気持ちが良い。

ところがだ。

「オレたち偉くなったしー、誕生月にオレらの名前を付けちゃおうぜ。」

「えーとオレはー、7月生まれだからー、7月は”Julius”ね! オマエはー、8月生まれだからー、8月は”Augustus”ね!」

「えー!? なんかオレの名前の月が30日しか無いのやだー(なんかオマエに負けてる気もするし)」

「だったらYOU31日にしちゃいなYO!」

「あそっかー! 次の月からまた交互にして、最後に調整すればいいだけじゃん! ウケルーーーwww」

まあちょっと違うかも知れないが、こんな感じのことがあって、7月と8月は共に31日、9月以降は奇数偶数の日数が逆転、しかも2月だけ極端に短い今の形になったのである。

暦(こよみ)のような”整然とすべき”ものが、現在のようないびつな並びになっているのは、人の業の成せるわざなのである。

お蔭で私は53歳になった今でも「えーと、ニシムクサムライだから、・・・今月は30日か!」といちいち数えなければならないのであった。・・・メンドイ。

※ニシムクサムライ
2、4、6、9、侍=士=十一=11月、という”短い月”の覚え方

2ヶ月のズレについてはこちらをどうぞ

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